白馬岳(白馬大池経由)

白馬連峰と青い空 / Hakuba Mountains & Blue Sky

2018年の夏山第二弾は白馬岳。白馬岳は以前、大雪渓から登り、白馬三山を登って朝日岳まで縦走したことがある。今回は前回とは別の、白馬大池コースを歩いた。

1日目(栂池自然園~白馬大池)

栂池自然園(11:10)→天狗原(12:30)→白馬乗鞍岳(13:30)→白馬大池山荘(14:05)

登山基地の栂池高原には前日深夜に到着し、駐車場で車中泊をした。当日は、朝から雨が降ったりやんだりの天気だったが、すぐ南の方は晴れていた。天気は次第に回復するはずなので、少しゆっくりしてから、ロープウェーで栂池自然園に向かった。

栂池自然園は、すでに花の最盛期は終わっていて、秋の花がいくつか咲いていた。8月中旬なのに季節はもう秋。

栂池自然園 / Tsugaike Wetland
栂池自然園 / Tsugaike Wetland

栂池自然園から樹林帯の道を1時間ほど登ると、天狗原。木道が設置してある湿原。天気は曇ったり晴れたり時々小雨が降ったり。

天狗原にて / Tenguppara Wetland
天狗原にて / Tenguppara Wetland

天狗原から先は岩がゴロゴロした道をまた1時間ほど登る。そして最後なだらかな台地に出ると大きなケルンが有り、そこが白馬乗鞍岳の山頂。

白馬乗鞍岳山頂 / Mt.Hakuba-norikura
白馬乗鞍岳山頂 / Mt.Hakuba-norikura

乗鞍の山頂をすぎると、宿泊地である白馬大池が見えてくる。大池は透き通った青い水できれいだった。

白馬大池2 / Lake Hakuba-oike (2)
白馬大池 / Lake Hakuba-oike

大池山荘には2時に到着。到着と同時に、完全にガスに包まれ、景色は見えなくなった。

この日の夜は眠れないほどの寒さだった。夜外に出ると、テントに着いた水滴は凍って霜になっていた。8月中旬だというのにもう氷点下。季節が1ヶ月進んだようだった。

2日目(白馬岳ピストン→蓮華温泉)

大池山荘(5:15)→小蓮華山(6:25)→白馬岳(7:30~42)→小蓮華山(8:38)→大池山荘(9:35~11:55)→蓮華温泉(14:35)

空が少し明るくなった頃に出発。最初に登るピークは船越ノ頭。ここまでくると、白馬連峰や頸城山地などの山々が見えてきた。

頸城山塊 / Kubiki(Myoko) Mountains
頸城山塊 / Kubiki(Myoko) Mountains

船越の頭からは、見晴らしの良い稜線を歩いて小蓮華山へ。途中から見える白馬岳の景色は最高に良かった。

白馬連峰 / Hakuba Mountains
白馬連峰 / Hakuba Mountains

小蓮華山から一旦下り、ちょっと急な斜面を登っていくと、1時間ほどで白馬岳山頂。荷物が少なかったためか、思ったより早く楽に登れてしまった。

白馬岳山頂からは、北アルプス全体の山々が見渡せたほか、能登半島や、尾瀬の山、富士山などかなり遠くの山々も見ることができた。これも秋のような澄んだ空気のおかげだろう。8月でこんな天気は滅多にない。

山頂からの景色 / View from Mt.Hakuba
山頂からの景色 / View from Mt.Hakuba

下りは、登りと同じ道をあるいて、白馬大池まで戻った。登りは白馬連峰を見ながらの歩きだったが、下りは頸城山塊や上信越の山々を見ながらの下山。下山途中では雷鳥も見かけた。

大池に戻り、テントを撤収した後は、蓮華温泉に下山。こちらは殆どが樹林帯の道だが、ところどころ眺めが良いところがあったりする。

蓮華温泉への道2 / Path To Renge Onsen (2)
蓮華温泉への道 / Path To Renge Onsen

蓮華温泉では、山荘の内湯だけでなく、山の斜面に作られた野天風呂の方にも入った。開放感あふれる大自然の温泉はとても気持ちが良かった。

蓮華温泉の野天風呂 / Renge Onsen
蓮華温泉の野天風呂 / Renge Onsen

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