2019年、平成最後そして令和最初のGWは、伊豆諸島の八丈島に行ってきました。船での移動も含めて4泊5日とちょっと長めの旅でしたが、前半は天気に恵まれず、雨の中の旅となりました。しかし、雨がもたらす素晴らしい風景にも出会うことができて、良い旅になりました。後半は天気が回復し、三原山と八丈富士のトレッキングもしました。
行程
4/29:自宅→浜松町・竹芝桟橋→橘丸(船内泊)
4/30:橘丸→八丈島・底土港
八丈島植物公園、近くの商店など、長戸路旅館泊
5/1:ダイビング、裏見ヶ滝、樫立温泉、ペンションブルーマリン泊
<5/2-3は後編へ>
5/2:大里の玉石垣、三原山・唐滝、末吉温泉、ペンションブルーマリン泊
5/3:八丈富士登山、八丈島空港→羽田空港→自宅
4/30~5/1:雨、5/2:晴れ、5/3:曇り
一日目、二日目(八丈島到着)
八丈島へ
八丈島へは、GW3日目の4/29夜に出発。いつもの竹芝桟橋から、黄色い橘丸に乗船しました。
橘丸の船内で一夜を過ごし、翌日の10時に八丈島・底土港到着。天気予報では悪天候が予想されていましたが、外は予想以上の暴風雨で、GORETEX雨具完全装備で上陸しました。こんな天気でもGWなので観光客は多く、待合所は送迎待ちの人でいっぱいでした。私達はタクシーに乗って本日の宿・長戸路旅館に向かいました。
長戸路旅館にチェックインした後は、近くの「スーパーあさぬま」で昼食を買いました。ここで買った「明日葉ロール寿司」は絶品でした!
八丈島植物公園
午後は、雨の中八丈植物公園に行きました。ここは温室やビジターセンターなどの屋内施設もあるので雨でも楽しめます。そしてなんと無料です。
温室は様々な熱帯植物が生い茂っていました。八丈島にない植物もたくさんあります。
またビジターセンターでは、八丈島近海の生物がたくさんいる水槽もありました。魚だけでなく、ウミウシやウニ、イソギンチャク、そしてウミケムシまでいました。
その他、ビジターセンター内では、八丈島の動植物や地形に関する展示があったり、また屋外では、キョンがいたり、森のなかの散策路があったりしました。
長戸路旅館
一日目は長戸路旅館に泊まりました。旅館というよりは民宿のような雰囲気の小さな旅館でした。夕食は地魚の刺身とか明日葉の天ぷらとか。品数がかなり多かったです。
また、旅館の近くには、酒屋や、夜22時まで営業している便利な中村商店もあり立地は良かったです。旅館の欠点は洋室のベッドが硬かったこと。あとWiFiとかはないです。
三日目(ダイビングと裏見ヶ滝)
三日目は単独行動でした。妻はダイビング、私は裏見ヶ滝に行きました。
ダイビング
ダイビングは比三一ダイバーズクラブを利用しました。ポイントは底土港近くの三又。溶岩のアーチやトンネルがあり、地形的にも面白い場所でした。ウミガメも見ることができました。
裏見ヶ滝
裏見ヶ滝へは、町営バスで行きました。降りるバス停は中田商店前バス停。バス停前には八丈ストアがあってここで弁当なども買えます。ちなみに中田商店はバス停前ではなく少し西の方にあります。
裏見ノ滝は、バス停前の坂を降りていった所にあります。道路脇の登山道のようなところを五分ほど歩いていくと滝があります。滝の裏側を通るように遊歩道があるので、その名の通り裏から滝を見ることができます。雨なので水量が多く激しい滝になってました。
滝の近くには裏見ヶ滝温泉があります。水着着用の混浴露天風呂で、お湯に浸かりながら裏見ヶ滝の下流にある小さな滝を見ることができます。島内の他の温泉もそうですが、茶色くて塩分を含んだしょっぱい温泉です。
裏見ヶ滝の後はバス停近くの「むらた」で地魚定食を食べて、バスでふれあいの湯に向かいました。
ふれあいの湯~大賀郷
裏見ヶ滝の後、樫立温泉「ふれあいの湯」に立ち寄りました。ここも裏見ノ滝と同じような泉質でした。内湯と外湯があり、温度はいずれも高めです。また、狭いけど和室の休憩スペースもあります。
温泉の後は次のバスまで時間がかなりあったので、八丈一周道路を大里まで歩いてみることにしました。(歩道がない区間が多いのであまりおすすめはしませんが…)天気は相変わらず雨でしたが、もう慣れてしまいました。
途中、脇道を入っていったところには人捨穴と呼ばれる穴がありました。説明などはなくはっきりとしたことはわかりませんが、飢饉の際に口減らしのために人が捨てられたという伝説があるようです。
後半、大坂トンネルを過ぎると大絶景が広がる大坂トンネル展望台があるのですが、悪天候のため、近くしか見えませんでした。大坂トンネルの先の橋の部分は、山側に並行する旧道も残っています。景色は良くないですが樹木に遮られて風が弱いのでこちらを歩きました。
ペンションブルーマリン
三日目と四日目は大賀郷のペンションブルーマリンに泊まりました。森のなかの小さなペンションですが、地元の食材を使った和洋折衷の料理がとても美味しい宿でした。真っ暗な森の中なので夜は星空観察もできます。アクセスはあまり良くないのでレンタカーかタクシー利用がおすすめです。(最寄りのバス停まで徒歩十五分以上)