八丈島旅行の後半です。二日間の雨もあがりやっと好天に恵まれました。
三日目(三原山と末吉温泉)
八重根と大里
昨日までの大雨とは打って変わって、この日は快晴となりました。朝、ペンションから歩いて八重根海水浴場に行ってみました。三日目にして初めて八丈富士が見えました。また八丈小島もはっきりと見えました。
八重根から歩いて大里まで行き、玉石垣も見てきました。きれいな丸い石が積み重なってできた石垣。かつて流人によって作られたものだそうです。小さな集落ですが、この雰囲気かなり気に入りました。玉石垣は、大里バス停のすぐ近くにあります。
三原山・唐滝トレッキング
大里バス停からバスに乗って、富次郎商店バス停で下車。ここからトレッキングがスタートします。バス停前には富次郎商店があるので食料調達もできます。
トレッキングコースの初めの方は、島の二大農産物である明日葉やロベの畑が周囲に広がっています。
登山口から一時間弱で、硫黄沼に到着。硫黄分などが溶け出しているため、日によって青っぽくなることもあるそう。
硫黄沼から約10分で、目的地の唐滝に到着。大雨の後なので、水量が多く、かなりの大迫力でした。こんなに素晴らしい滝が東京都内にあるとは思いませんでした。
唐滝トレッキングの後は、登山口の近くの「千両」で蕎麦を食べました。その後は、バスまで時間があったので「むかしのとみじろう」で時間つぶしをしました。ここはカフェと図書館と土産屋が合わさったような場所で、バス待ちには最適な場所です。本の多さにはびっくりしました。
末吉温泉みはらしの湯
末吉温泉行のバスで終点まで行くと、みはらしの湯があります。八丈島で一番おすすめの温泉です。露天風呂や、畳の休憩所からは太平洋が一望できます。
大坂展望台リベンジ
帰りは、昨日悪天候で景色が見れなかった大坂展望台にもう一度立ち寄ってみました。「伊郷名」バス停で下車し、十分ほど歩いてトンネルを抜けると、目の前に八丈富士と八丈小島の絶景が広がっていました。
藍ヶ江水産
三日目夜は、八丈島初日に町中を歩いていた時に見つけた、気になった店:藍ヶ江水産に行ってみました。倉庫のような建物の中は食堂になっていて、様々な地元の海鮮料理を食べることができます。生まれて初めて「くさや」を食べました。強烈なアンモニア臭(掃除してない公衆トイレの臭い?)ですが、慣れてしまえば美味しかったです。
四日目(八丈富士)
最終日は曇り。最後に八丈富士に登りました。
八丈富士
一度空港に荷物を預けてから、タクシーで登山口まで向かいました。登山口は標高540mのところにあります。そして登山口から火口縁までは階段道が続きます。
登山口から一時間ほどで火口縁。目の前には雄大な火口原の景色が広がります。富士山のような岩石の火口ではなく、全体的に木々が生い茂っていて緑が濃いです。
火口縁にはお鉢巡り周回路があります。一周一時間。小さな起伏が多く、変化に富んだ地形で歩いていて面白いコースです。そして800m程なのに、樹木がなく、草原となっているため、まるで2500-3000mの高山を歩いているかのようでした。ところどころ穴が空いていたり、崖の近くを通る場所や、滑りやすい砂利の坂もあるので注意してください。
八丈富士の火口は、二重になっていて、北西側に深い小火口があります。小火口に降りることはできません。
お鉢巡りをした後は火口の中に行ってみました。登山道とお鉢巡り周回路の交差点のところから火口内に下ることができます。ジャングルのような森の中を抜けていくと10分ほどで浅間神社があります。神社の裏には、小火口を間近に見れる展望台もあります。
下山後、登山口にほど近い、ふれあい牧場に行ってきました。アイスが売っている小さな売店(期間限定)と、展望台があるのみの小さな牧場です。
牧場から空港までは、歩いて行きました。途中までは車が通れる舗装道路を歩き、標高360m地点からは分岐している未舗装の林道を歩いて下りました。1時間ちょっとで空港に到着しました。帰りは飛行機で羽田まで帰りました。行きは11時間だったのに帰りはたったの1時間。あっというまでした。