10/20-21の土日で一泊二日で、伊豆諸島の式根島に島旅に行ってきた。大浦のキャンプ場に泊まり、温泉と海水浴と森林散策の旅。ちょうど一年前の昨年10月に新島とセットで式根島に来たことがあるが、あまりにも良かったのでまた来てしまった。去年は妻と来たが、今回はのんびり一人旅。
一日目
行きは朝七時半竹芝発のジェット船を利用した。海の状態が悪く、大島から先は欠航の可能性があるとのことだったが、実際には波も穏やかで問題なく式根島にたどり着くことができた。
式根島には11時に着いた。まずはそこからキャンプ場まで歩いていくことにしたが、途中でキャンプ場の管理人のお爺さんが通りかかって車で載せていってもらった。そしてキャンプ場では昼食までごちそうしてくれた。
大浦キャンプ場は、浜から一段上がったところの砂地の茂みがテント場になっていて、炊事場・トイレ・テーブルもあり無料で使える。
キャンプ場でテントを張って昼食を食べた後は、ちょっと海水浴をした。水温は問題なかったが、岩が多くてあまり快適な海水浴場ではなかった。
午後はキャンプ場の爺さんから紹介された「しんさん」で自転車を借りて（2日で1000円と格安）、島の東半分を旅した。まず最初に向かったのは一番きれいな海岸である泊海岸。そこで海水浴＆シュノーケリングをした。こちらは下が砂になっているので快適。端の方は岩場になっていて魚が多く、カゴカキダイやニシキベラなどが見られた。
その後は、島の東側の道路を南下して、松が下雅湯、足付温泉、地鉈温泉の３つの温泉に入った。どれも野天風呂だが、雅湯だけは人工的に作られた浴槽で、温度も調整されていて一番快適な温泉かもしれない。ここは地鉈温泉から湯を引いているそうだ。
足付温泉は他の2つと異なり、透明でぬるめの温泉。藻が浮かんでたり泡がついてたりするので見た目はあまり良くはない。そして入っている人は自分以外いなかった。
地鉈温泉は一番特徴的で、一番好きな温泉。V字谷の谷底からオレンジ色の熱湯が湧き出ていて、その先の岩場で海水と混じり合うとちょうどよい温度になる。くれぐれも手前の熱湯の中には入らないように。かなり高温なので。
夕方は、夕日を見に神引山に登りに行った。駐車場から五分ほど歩くと山頂。ここは火山地形で樹木がなく見晴らしが良い。残念ながら雲に隠れて夕日までは見れなかった。
夕食は、行きたかった店が予約で一杯だったので、諦めて「池村商店」で弁当とビールを買ってテントの中で食べた。ここで買ったやきそば弁当は、太麺で、イカがたっぷりはいっていてうまかった。
夜は近くを雷雲が通過したため、雷雨にはならなかったが物凄い強風が吹き荒れていた。その後は落ち着いて、満天の星空と、オリオン座の流星群を見ることができた。
二日目
二日目は、朝食に昨日買った弁当を食べてから、歩いて島の西側の遊歩道（森と火山ロード）に向かった。遊歩道は写真のように、低い木のトンネルみたいな感じになっている。
下の写真は遊歩道途中にある御釜湾展望台から。奥には三宅島が見える。
遊歩道の途中には隈ノ井、唐人津城（とうじんづしろ）という場所がある。どちらも白い砂と岩でできた火山地形で、木や草は生えていなくて見晴らしが良い。唐人津城は「城」とつくが城跡ではない。ここからは白く冠雪した富士山や南アルプス南部の山も見えた。
遊歩道はやがて昨日来た神引山の駐車場に出る。ここからまた神引山に登った。伊豆諸島の島々や、凄く綺麗なリアス海岸の湾などが見れて最高だった。
神引山からは、中浦海岸経由で大浦海岸まで、遊歩道を歩いて戻った。
キャンプ場に戻ってからは、予約していた下田行きの「あぜりあ」が欠航との連絡を聞いて急遽東京行の「さるびあ丸」を予約した。残念なことに滞在時間は2時間短くなってしまった。
最後、帰る前に石白川海岸で三十分ほど海水浴をした。風があったので、水から出ると凄く寒かった。
その後は自転車を返して、歩いて港まで行き、11時半のさるびあ丸に乗船した。
下の写真は伊豆大島出港後ジェット船に抜かれる所。実はこのジェット船、式根でさるびあ丸出港前に神津島に向かっていった便の折り返し便である。ジェット船速っ！
船が東京湾に入ったところで日没となった。最後はベイブリッジをくぐったり、横浜の夜景を見たりと、贅沢なクルージングだった。
ギャラリー
