海の日の三連休に、北アルプスの奥穂高岳(3190m)に登ってきた。暑かったけど3日間とも晴れて素晴らしい景色が楽しめた。
1日目 上高地から横尾へ
上高地(12:30)→横尾(14:45)
スーパーあずさ1号で松本に向かい、松本からはバスを利用して上高地入りした。スーパーあずさは新型車両になってから初めて。自由席だったので超満員で座れなかった。
上高地といえば、河童橋からの穂高岳の景色だが、この日は山頂付近が雲に隠れて見えなかった。上高地からは梓川沿いの林道をひたすら歩いた。かなり早歩きで、標準コースタイム3時間のところを2時間15分で歩き、横尾キャンプ場についた。1日目はここまで。

2日目 奥穂高登頂
横尾(4:30)→涸沢(6:45~7:00)→穂高岳山荘(8:55~9:05)→奥穂高岳(9:50~10:10)→涸沢岳(11:10)→穂高山荘(10:45~50)→涸沢(13:05)
2日目は行程が長いので朝4時半には出発した。途中樹林帯の間からは、赤く染まった南岳や北穂を垣間見ることができた。

涸沢には7時ごろついた。ここでテントを張り、荷物を少なくして奥穂ピストンに向かった。

涸沢~奥穂といえばザイテングラート。急な岩の斜面を1時間ほど登る。途中ちょっとした落石もあったので、ヘルメットを被り、周りに注意しながら慎重に歩いた。

ザイテングラートが終わり、20m程の雪渓を渡ると穂高岳山荘。(ちなみに雪渓はここの他にザイテン取り付き手前にも10m程のがあった)穂高岳山荘までは実は高校の時山岳部の夏合宿で登ったことがある。しかしここから先は未知の領域。

穂高山荘のすぐ先の梯子・鎖がこのルート最大の難所だろう。慎重に歩けば問題ないが、高度感があって足がすくむ場所。しかしこの数十mをすぎればあとは普通の道。
山荘から45分で山頂到着。山頂からは、遠くは富士山・南アルプス、そして北アルプスの南(乗鞍岳)から北(朝日岳)まで、360°の大パノラマを楽しむことができた。

奥穂山頂の後は、涸沢岳にも登った。ここは山荘から往復で30分程。そして、山荘で休憩した後ザイテンを下った。この頃には常念岳の向こうには雲がモクモク上がってきて夏らしい空になってきた。

涸沢のテントに戻ってからはラーメンとビールを飲んで、近くの昼寝ができる平べったい岩に寝っ転がってのんびりまったり過ごした。
この日の夜、ちょっと目が覚めて外に出てみると、満天の星空を見ることができた。丁度奥穂の上から天の川が伸びていた。

3日目 涸沢から上高地へ(下山)
涸沢(5:45)→横尾(7:30)→上高地(9:45)
3日目は、当初計画ではパノラマ新道を下る予定だったが、まだ通行止めになっていたので、来たときと同じ横尾経由で上高地に下山することにした。
この日の朝は、東の空が薄曇りだったので、昨日の朝のように鮮やかに染まった山々は見ることができなかった。写真のように薄いオレンジ色だった。

5時半に涸沢を出発し、下山。緩やかな下り道なので、早歩きで下山した。上高地の手前では、沢山のニホンザルにも出会った。人馴れしていて近づいても全く逃げない。

上高地には10時前に到着した。河童橋からは、1日目には見れなかった穂高の稜線も見ることができた。

下山後は、近くの入浴施設は営業していなかったので、上高地ターミナルのシャワーで汗を流した。そしてレストランで食事をし、12時のバスに乗って帰った。