2018年の年末にメキシコに一週間ちょっと行ってきました。行き先はビーチリゾートで有名なカンクンと、首都メキシコシティー。美しい海と、古代文明の遺跡を楽しんできました。
記事が長くなるので3編に分けました。この記事はメキシコシティーについてです。
旅程(メキシコシティー)
12/23~12/28の旅程は「その1(カンクン編)」参照
1/29
カンクン→メキシコシティー国際空港→サン・フェルナンド館チェックイン
→シウダデラ市場、ブエナビスタ通りのクリスマスフェス
1/30
テオティワカン遺跡→ルチャ・リブレ(アレナ・メヒコ)
→サンフェルナンド館チェックアウト→メキシコシティー国際空港出発
1/1(日本時間)
朝7時成田着→自宅
ホテル(サンフェルナンド館)
サンフェルナンド館は、観光施設などが密集するメキシコシティー中心部にほど近い、Hidalgo地区にある日本人経営の日本人専用ホテルです。私達が泊まった二日間はスタッフはメキシコ人のおっさん一人だけでした。日本語はほとんど通じなかったし、よくいなくなるので、ちょっと苦労しましたが、明るく気さくな方でした。旅慣れした日本人宿泊客が多く泊まっていたので、結構彼らに助けられました。アメリカ大陸を自転車で縦断している方や、修行に来ているプロレスラーもいました。部屋はドミトリーと個部屋があり、設備は日本の格安ビジネスホテル並です。
シウダデラ市場
シウデダラ市場はメキシコの民芸品の市場で、サンフェルナンド館から南に10分ほど歩いていったところの一角にあります。色鮮やかな雑貨や衣類、銀製品、ルチャ・リブレ関連グッズなどが売られていました。銀製品は値段が安いものもありますが、それらは本物ではない(メッキ?)ようです。マスクはルチャ・リブレの会場周辺で売られているものよりも安かったです。
ブエナビスタ通りクリスマスフェア
夜、ブエナビスタのウォルマートに買い物に行く途中、やけに賑やかな場所があったので、立ち寄ってみました。クリスマスフェアのようでした。玩具や軽食の屋台、そして移動式の遊園地が設置されていて、日本の縁日と遊園地が合わさったような感じでした。
遊具は小型の割に動きが激しく、 電飾ギラギラで大音量の音楽が流れ、かなりド派手。
こちらはタコスの屋台です。テーブルもあって、その場でできたてのタコスを食べることが出来ます。メキシコ滞在中に食べたタコスの中で一番美味しかったです。
こちらは綿飴屋さん。綿飴機の勢いが強すぎて、残骸が空中に舞って、色んな所にくっついてました。周りの人たちはそれを取ってタダ食いしていました。
ブエナビスタ通りのクリスマスフェアでは、地元民で賑わっていて、外国人観光客っぽい人は殆どいませんでした。日本人も私達だけでした。ガイドブックにも載ってないし、ネットでの情報もなく、認知度ゼロの観光地ですが、かなり楽しめる場所なので、年末にメキシコ旅行を計画している方はぜひ行ってみてください。現地の子供達もたくさん行くような場所で、警備もされているので、治安の面では問題ないと思います。
場所はこちら↓サンフェルナンド館から徒歩10分ほど。
テオティワカン遺跡
テオティワカン遺跡(Teotihuacan)は、「太陽のピラミッド」や「死者の道」などのある、おそらくメキシコでいちばん有名な遺跡です。
テオティワカン遺跡は、メキシコシティーから40km程の所にあります。ツアーもありますが、自力で行くのも難しくないです。今回はこちらのサイトを参考に、地下鉄とバスを使って行ってみました。一番難しいのはバスターミナルでバスに乗るときで、乗るべきバスがどの乗り場から出発するのかがわかりにくかったです。Google翻訳を使って現地民に聞くしかありません。帰りは簡単で、門を出てすぐ右側のところにバス待ちの列ができているので、あとは来たバスに乗るだけです。所要時間は地下鉄30分、バス1時間です。
テオティワカン遺跡では、まず太陽のピラミッドに登りました。今どき登れるピラミッドなんてなかなかありません(ここもいつ禁止されるかわかりませんが)。
ピラミッド登りは大変人気で、長蛇の列が出来ており、11時過ぎの時点で、頂上に着くまで1時間もかかりました。下りも30分ほどかかりました。熱くて日差しが強いので日焼け対策と、熱中症対策に飲み物は必須です。
山頂からは遺跡全体を見下ろすことが出来ます。かなり広いです。遺跡全体を見るなら最低でもプラス2時間くらいは必要でしょう。今回は時間的余裕がなくてピラミッドに登ったあとはすぐに帰りました。
メキシコシティー~テオティワカン遺跡のバスの車窓からは、山の斜面に造られたカラフルな住宅街が見えました。次来たときはこの住宅街の中を歩いてみたいと思いました。
ルチャ・リブレ
ルチャ・リブレはプロレスのことです。メキシコで人気の娯楽で、市内のいくつかの会場で毎日のようにショーが行われています。私はアレナメヒコ(Arena Mexico)でルチャ・リブレ観戦をしました。日曜日に行きましたが、ファミリーデイということで、子供でも楽しめるような、マイルドで笑える試合となっていました。会場周辺ではTシャツやマスクなどの露天がたくさん出ており、お土産に丁度良いです。
治安について
メキシコと言えば、殺人などの凶悪犯罪のニュースがよく報じられますが、その大部分はマフィア絡みのもので、一般人が巻き込まれることは少ないです。しかし、貧富の差からくる強盗・ひったくり・スリなどの犯罪は少なからずあるので、大金を持ち歩いたり、派手な格好はしないほうが良いでしょう。
カンクンからメキシコシティーに来てみて感じたのは、メキシコシティーは悪い言い方をすれば汚い街でした。人の少ない地下通路や裏路地にはホームレスが居るし、夜には売春婦と見られる女性も彷徨いていました。しかし、観光地や人通りの多い大通り場所はほとんど問題なしでした。市民は親切で、困ったときには助けてくれたし、お土産を奢ってくれることもありました。また道を歩いていれば、一区画おき位に警察が居るので、頼りになるかはわかりませんが、安心はできました。シウデダラ市場やルチャ・リブレの会場は日本人も多かったし、女性で一人旅をしている人もいました。過剰に心配する必要はないでしょう。
ただ、テピート地区については、色々なブログやガイドブックでも近づかないように書かれていますが、本当に危なそうな所でした。空港に行くタクシーで夜のテピート地区を通過しましたが、大通りがゴミだらけになっていて、かなり異様な光景でした。タクシーもここではスピードを上げて通過しました。危険地帯については、こちらのサイトなどで詳しく書かれているので参考にしてください。